1998

Europe Traveler's diary

kankurou

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第一章「ドイツ」  第二章「スイス」(工事中)  第三章「フランス」(工事中)  第四章「ベルギー」(工事中)
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prologue

さて、海外への旅もこれで三度目となる、旅なれた方や、ヒマを持て余している団体ツアーのおばちゃんたちにしてみれば、
たいした旅数ではないが、ビンボー暇なしのかんくろうにとっては、まさに運命の旅ばかりである。

今回は、なんとヨーロッパ。
東京都東久留米市からヨーロッパ最初の到着地、オランダ、アムステルダムのスキポール空港までは、
約、11時間くらいの飛行機の移動となる。

旅の目的は、異国の風を浴び今後の人生の糧とすることであろうか…などとたいそうなことではないが、
この広い世の中の、自分の知らない事、物など見知り、見聞を広めようと言うことだ。

ドイツ、オーストリア、スイス、フランス、ベルギーとめぐる、はるかなる旅の始まり地、
ドイツへと向けて、旅立とうではありませんか。

 

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第一章 「ドイツ」

さて、いきなり、日本からドイツと言うわけにも行かず、
まずは、NORTHWEST AIRLINESで東京(11:58)から、オランダ、アムステルダムの
スキポール空港へ(17:10)、そこで乗り継いで、 ドイツのフランクフルトへ(20:30)、
そこから、バスで、ハイデルベルクへ。

何時にハイデルベルクへ着いたかな、外はもう真っ暗で、
それでも、初めてのドイツ、
すぐにでも街の感じを味わいたいと思い、
ちょっとホテルの外へ出てみたが、
初めての土地で、治安の事も解らなかったので、
怖くてすくにホテルに戻って寝た。

遠足の前の日のように、
早く明日にならないかなとソワソワし、寝れないかと思いきや、
さすがに、東京からドイツまでの移動の疲れのせいで、
アッと言う間に、
ドイツの深い緑の森の中に迷い込むかのように、眠りに落ちていきました。


初めての、異国の地での、
初めての、目覚めは、
いつもおかしな感覚にとらわれる。


まず、ぼんやり目覚め、ここが、いつも目覚めている所ではないことに気付く、
そして、地球儀を思い浮かべ、ぐるりとまわしてみて、自分の場所を確認する。
そして、

「なんで、こんな所にいるんだろ…」


朝が苦手で、きっと脳が、すべてを否定的に考えているせいであろう。

そういう脳であっても、何とか朝ごはん(ホテルのバイキング)を食べて、 部屋に戻るくらいになると、
早く見知らぬ街を探検したいと言う欲求に駆られてくる。


異国の知らない街と言うのは、すごく好きなのだ!


とにかく歩く、小さな街であれば、必ず、町の端から端まで歩く、
今までに見たことの無い建物や、風景、人、小物、行動そういったものとの出会いが、


たまらなく好きだし、感動するのだ。


かんくろうは、一応絵描きである、絵を描く原動力は「感動」である。
「感動」なくして、絵を描くことは、無い(仕事はこれに当てはまらない時が多い)。
だから、かんくろうは、旅行が好きなのだ、特に海外が。

国内でもまだまだ見たことの無いすばらしいところがあると思うが、やはり、海外だと文化が違う分、
見たことのないことや、初めてのことが多いので、海外がお手軽なのだ。

↑写真は、ローテンブルクのホテル

それでは、ハイデルベルクと言う街の探検に出発しましょう!

定番のハイデルベルク城、や、学生牢跡やら、
←ネッカー(Neckar)川に架かる、もっとも古い橋、カール・テオドール橋
など、

印象深かったのが、道がアスファルトではなくて、石畳だったこと、
車のタイヤが傷みそうだな…


↓街で見つけた、画材やさん


↓ソーセージ屋さん、一本一本紙で巻いて、箱に詰めてある。ブランド品?



↓お土産屋さん、昔の鉄砲が打っていた。もちろん買いました(爆)




↓お肉屋さん


↓こちらも、ハイデルベルクで見つけたマクドナルド、
街の美観を損なわないようになっている。


↓昼食は、街のレストランで、ラビオリ?かな…


↓かわいい看板も魅力的

ハイデルベルク泊

さて、次の日はハイデルベルクから、バスで古城街道を抜けて、ローテンブルクへと向かいます。

古城街道


妖精の住む深い緑の森と、
オレンジの屋根、
澄み切った空との コントラストがすごくきれいで、
本当に、

おとぎ話の世界へ

引き込まれるような古城街道。

バスのスピードがいっそう速くなり
時間をさかのぼり、中世の世界へと迷い込む、

次々に目の前を通り過ぎるドイツの町並みや、ブドウ畑、
長い歴史の積み重ねを風のように切り裂いて、

次の街、ローテンブルクへと迷い込む。






ローテンブルク

道が、アスファルトから、石畳へと変わり、大きな城門をくぐると、そこは、城壁で囲まれた小さな街、 ローテンブルクだ。
そうだな、ゲーム言えば、「ドラゴンクエスト」の中に入り込んだような… 

さあ、武器屋で武器を買い城壁の外へ出て、森でスライムを倒そう。

と言った感じが、ぴったりくる、小さな街である。





ローテンブルク泊


次の日、ローテンブルクから、ミュンヘンへ。

ロマンチック街道沿いの丘や畑の広がる田園地帯を通り抜け、こちらも中世の町、デインケルスビュールに立ち寄り、
ドナウ川を越えて、ミュンヘンへ。


ミュンヘン

ルードビッヒ2世が生まれたと言う、ニンフェンブルク城や、
ノイエピナコテーク美術館などを探索。


ミュンヘン泊


次の日、朝早めの出発、ノイシュバンシュタイン城を見学後、スイス、ビュルゲンシュトックへ。




↓ドイツ、オーストリア国境。税関は無し。パスポートのチェックも無しで、国境越え。



そして、第二章はいよいよスイスである。

つづく。