2008年03月29日〜04月04日 東京、秋葉原出張

さて、話は42回目の「ゼロの使い魔 on the radio 〜トリステイン魔法学院へようこそ〜 」 にさかのぼる、
詳しくは、こちら→http://www.mediafactory.co.jp/animation/016/001/16154.html
番組の告知で、 「東京国際アニメフェア2008」で二回目の公開録音を行うとの告知があった。

すでに、 日野理恵病( 日野理恵病が解らない人は、こちら→http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E6%97%A5%E9%87%8E%E7%90%86%E6%81%B5)に
感染している私は、「うーん、行きたいなー」とは思ったものの、お金と仕事の関係で、行けない現実も受け止めていました。

しかーし、なんと、仕事の関係で、4/1〜4/4まで、東京出張を命ぜられてしまいました。これは、もしや、3/30の 「東京国際アニメフェア2008」へ
行けるのではないか!! そして、それは、現実のものとなったのです。

 

今回の旅の目的は、もちろん仕事の出張である(建て前)

決してビックサイトで開催される「東京国際アニメフェア2008」で行われる、
「ゼロの使い魔 on the radio 公開録音 in 東京国際アニメフェア2008」ではない(きっと…)

日程は、3/29(土) 30(日) 31(月) 4/1(火) 2(水) 3(木) 4(金) の6泊7日という長期出張になる。
実際に仕事の出張は、4/1 2 3 4 である。

スケジュールとしては、こうだ。
後半の仕事に関しては、問題はない。

問題があるのは、人気のあるラジオの公開録音なので、
30日の朝、「東京国際アニメフェア」が開始する10:00に整理券を配りはじめると言うことなのだ。
実際の公開録音は、同日の14:00からである。

普通に考えれば、30日の朝10:00前に行って、整理券をもらって、14:00からの公開録音に行けばよいと思うが、
そんなに簡単な話ではない。 何せ人気のあるラジオ番組の、めったにない公開録音である。
しかもそんなに沢山の人が会場に入れるわけではない。後でわかったのだが、定員は100人だった。
全国の「ゼロの使い魔」(くぎみー&日野ちゃま)好き!の100人の中に入らなければいけないのだ。
(ニコニコ動画でも9万人位の人が動画を見ているくらい人気があるのだ、その中の100までに入らなければいけないのだ(口調はナギ))

では、電車の始発で行っては、と思うだろうが、東京はそんなに甘くないのだ…
ネットで色々と調べてみると、ビックサイトで禁止されている徹夜組みがいるとの事。
前の日から徹夜で並んでしまおう、と言うことだ。

有名なコミケなんかでも1000以上の徹夜組みが出ると言うことなのである。

禁止されていることなので、気は引けるが、欲しいものをなんとしても手に入れるために今回は、心を魔にして前の日の3/29に福井を発つことにした。
実際にビックサイトに行ってみて、誰も並んでいなければ、近くのパレットタウンにでもいて、始発くらいにビックサイトにもどってくるような感じになれば、
よさそう… などと…今思い起こせば、まだまだ甘い考えだった…

 

ん、では、下記に実際の詳細を記する。

29(土) 18:00、定時仕事を切り上げて、急いで家に帰り支度をして福井駅へ。(心が高ぶっている、なぜだ…)

       19:40、福井発、東京を目指す。この先のスケジュールを考えると、
             電車の中で、少しでも寝ておきたいところなのだが、やはり、気が焦っているのか、
             微妙に心が落ち着かない感じ、とても寝れなかった…

       23:30、ごろ東京着。山の手線で新橋へ(さすがに東京、この時間でも駅には沢山の人、人)、
             大荷物をロッカーに預け(今回はかなり重たい)、ゆりかもめで国際展示場正門へ向かう。
             ビックサイトへの道のりは何度も行き来しているので、道に迷う心配はない。スイカも持っていたので、
             東京っ子のようだった。ま、もともと東京っ子か…

30(日) 00:15、ごろ国際展示場正門へ到着。
            
             さすがに人もまばらで、ちょっと怖かった。
             さて、早速ビックサイトのエントランスホールへ向かってみる…真っ暗で人もいない…
             コンビニの方にはそれらしい(人の事は言えないが、オタっぽい人)が何人かいる…外はかなり寒い。
             並んでないのかなーと思いつつ、そんなはずはないと思い、それらしい人たちが向かう方へと尾行してみる…
             キター、じゃなくて、いたー! 会議棟(三角形が逆さまになってる建物)の前の階段を下りたところに人だかりが。
             列があったので取り合えず並んでみると、変な人たち(その列を管理している人)から説明があった。
             「東京国際アニメフェア」の徹夜組みがビックサイト内をうろつかないように、ちょっと離れたここで、順番の受付をしているとの事。
             んで、取り合えず、289番の番号をもらえた。しかし、多人数で来ていた人は、5人一組として数えられていたので、
             289番と言っても 最大で、1445人前にいることになる…ま、みんながみんな、「ゼロの使い魔」が目的ではないと思うが、
             さすがに無理そうかなと、あきらめムード。
             しかし、女性が多い気がする、「ゼロの使い魔」ファンは男性が多いはず!と何とか気を持ち直し、がんばることにする。
             3時にもう一度集まるようにといわれて、番号をもらった人から解散していく。
             行く当てもないので、取り合えずこの辺にいることにするが、
             寒い…。風が吹いていて寒い…。行くあてのない人たちが、あちこちにうずくまっているので、
             自分も、ビルの間に入り込み丸まることにする。しかし、寒い。

       03:00、携帯にアラームを仕掛けて、少しでも寝ようとしたが、寒くてウトウトともできないまま、3:00になったので、先ほどの場所に戻ると、
             すごい人だかりが。ここで順番通りに並ばされ、その場で座って待つ。
             沢山の人がいたので、並び終わるまでに、1時間くらいかかっただろうか…
             横三人で、前から後ろまで30組の90人の列の5列目の後ろのほうだったので、420〜430人、前にいることになる。
             今度は、この並んだ状態で寒さから身を隠すこともできずに、ただ時間の過ぎるのを待つ。

       05:00、ぐらいかな、はっきりした時間は忘れてしまった。寒さと眠たさのなかで、ずっと夢を見ているような感覚だった。
             突然立たされて、階段を上り、ビックサイトの方へ行く。
             会議棟の前の広場に座らされて、07:00にビックサイトのスタッフが来るからと言い残されて、
             管理していた変な人たちは いなくなった。

       07:00、何人か、凍死してるのではと思えるような過酷な状態が永遠と続き、外もだいぶ明るくなってきた頃、
            
             ようやくビックサイトのスタッフらしき人達がきて、
             7:30分にビックサイトを開場するので、もう少し待つように言われる。

       07:30、列の前の方が動き出すが、人数も多いせいで、なかなか進まない。

       08:00、ようやくビックサイトの中に入れてもらえて、東展示棟の二階の廊下で座って待つことになった。
             暖かいとまではいかないが、外よりかはましで、
             何とか凍死は間逃れた。「東京国際アニメフェア」会場は10:00なので、あと残り2時間となった。

       09:00、外よりだいぶ暖かいので、ウトウトとしていると、また立たされて、列を前につめていく…自分の前の人の多さと、
             ファミリー入り口から入れる人 、お年寄りや、子供などが、後から来たのに先に進んで結構並んでいる40人くらいを見ていると、
             疲れと眠たさのせいで、「あーもう無理そう」などと思えてくる。

       09:30、周りもあわただしくなってくる。スタッフの人も、「会場内は走らないでください」を連呼している。
             それを聞くたびに「小走りならいいかな…」なんて 子供みたいな言い訳を考えている。かなりの極限状態で頭がおかしくなっている。

       10:00、いよいよ、会場!!走らせないためか、少人数ずつ入場させていく。2階からその様子が見えるので、非常にじれったい。
             周りの人も、かなり興奮状態である。
             入場と同時に走りだす人も多くて、会場の中から「走らないでください」が悲鳴のように聞こえてくる。

       10:10、くらいかな、いよいよ自分の入場、すでに走っている。係員の「走らないでください」と手で押さえられるたびに、
             小走りに切り替え、目指すは、メディアファクトリーブース_F06。
             そんなに距離はなかったはずだが(100mくらいかな)息が切れていた。きょろきょろと見渡し、それらしい列に並ぶ。
             心臓の鼓動が走ったためかそうじゃないのか、かなり大きく聞こえる。そして…

             ゲットー!! 
             「ゼロの使い魔」整理券68番!

             やったー、小さくガッツポーズ。やりました、泣きました。
             満足いっぱいの余韻に浸りながらも、ついでに「声優アワード」の方にも行って見る。こちらも整理券ゲットー。533番でした。
             こっちはかなり大きな会場で行うので、余裕をもって整理券ゲットできました。
             さて、ほぼ目的を達成したので、のんびりとアニメフェアを楽しむことにしました。けど、あちこちで、イベントが発生し始め、
             なんだか物凄い人ごみになってきた。

       チョッパーの帽子ですが、ピンクの物も用意しました。(解る人は、わかる)

       12:00、足もそろそろ悲鳴を上げ始めたので、休憩です。足が痛くてたまりません。

       13:40、整理券をもっている人の集まる時間となったので、メディアファクトリーブースまで行くと、
             整理券を取れなかった人で会場の周りが埋め尽くされていました。
             整理券の順番どおりに並ばされ、ステージの前まで誘導されました。ステージまでの距離3〜4mといったところでした。
             ワクワク。
             まず最初にディレクターさんから注意事項や、公開録音なので、自分たち観客の声も拾うのでマイクテストが行われて…

      14:00、ブザーがなり、いよいよ「ゼロの使い魔 on the radio 公開録音 in 東京国際アニメフェア2008」がスタートしました。
             いつものように、音声だけでショートドラマがあり、それが終わったら、いよいよ2人が登場!!!!!!!!!!!!
             ぎやーーっつ くぎみー!日野ちゃまー!
             

              
           あたま、真っ白
                 
             

      14:30、あっ、と言う間の30分でした。夢のようなひと時。くぎみーも日野ちゃまも最高でした。
            日野ちゃまの相変わらずの噛みっぷりも最高でした。
            またこの公開録音の収録されたCDが出ると思うので、楽しみでしょうがありません。

      15:30、さて、夢から覚めて抜けきった状態で、次は、「声優アワードスペシャルステージ」です。足が猛烈に痛くて、
            帰ろうかなと思ったのですが、 せっかく整理券も取れたのだから、気力を振り絞ってみてきました。
            ハルヒ役の平野綾さんや、らきすたのかがみ役の…だれだっけ、や
            アムロの古谷徹さんなどなど豪華な声優さんのトークがあり面白かったです。
            本当は、くぎみーも選ばれていたのですが、映像のみの挨拶でした。
            さっきまで向こうにいたのに、なぜこれには出なかったのかなーなんて…。
            そういえば、午前中に「ムネモシュム」にもくぎみーがでてましたねー。
            事前の情報では、名前が出ていなかったと思うので、油断していました。

      17:00、そんなこんなで、思い残すこともなく、会場を後にし、新橋で荷物を回収して、秋葉原の今晩止まるホテルにチェックインしました。
            よく考えたら、徹夜で一睡もしていませんでした。寝るところがあるっていいなーとしみじみとし、
            前回のon the radioを聞きながら眠りにつきました。

  

東京にいたときも、東京から福井に帰ってきて、4〜5年の間もほとんどが、仕事に明け暮れて、自分の楽しみなどほとんどなかった、かんくろうですが、
今回は、子供に返ったような気持ちでほんとに楽しかったし、純粋に楽しめた自分が嬉しかった。しかし、心のどこかで、楽しむ側ではなくて、
楽しませる側に回りたいと、またあせりだす自分がいるのもまた、嬉しいことでした。

 

さて、もう少し続くのだ。

後半のお仕事は、秋葉原で、4日間行われました。
ま、仕事は仕事で大変だったのですが、ここでは一切触れません。

そんな忙しい中でも、秋葉原と言えば、メイドさん。と言うことで、メイド喫茶に行こうー!
しかし、有名な「 @ほぉ〜むカフェ」はいつ行っても満員状態、30分待ちは当たり前な状態で、
今回もあきらめました。
そこで穴場中の穴場、「シャッツキステ」に行ってきました。
ほそーい階段を上がった5階に隠れ家のようにあります。

メイド喫茶も行ったし、さすがに、4日も秋葉原にいると行くところも無くなってきました。
しかし新しい建物も続々建っていて、毎回来るたびにどんどん進化している都会の町は活気に満ち溢れていました。

 

長かった今回の東京もいよいよ終わりで、ちょっと寂しい気持ちと、やっと家に帰れる安堵感と、複雑な気持ちで、
秋葉原を後にし、東京駅へと向かい福井への帰路につきました。

END

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